PCエンジン(PC Engine)とは、1987年10月30日に日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)から発売されたHE-SYSTEM規格に基づく家庭用ゲーム機。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/PCエンジン
レトログ(ヤマトク)
口コミや買取価格は安いですが、どんなゲームでも10円で買取&10本以上を送ると500円上乗せで買取してもらえるのがかなり魅力的。
どうしても査定額が安くなってしまう、箱・説明書がないレトロゲームを買取してもらう際に利用するのがおすすめです。
PCエンジン本体の買取価格
PCエンジンには本体の種類だけでも多く存在していますので、モデルごとの特徴と参考価格をまとめてみました。
PCエンジン
初代PCエンジンです。
数あるPCエンジン本体の中でも、このモデルだけが映像出力にRF端子を使用しています。
それもあってゲーム機としての人気は低く、また数も多いため、買取価格は比較的安めです。
参考価格...4,000円
PCエンジンシャトル
拡張バスを省いた廉価版のPCエンジンです。
本体のデザインも変更され、その名の通りシャトルを意識した宇宙船風のフォルムになりました。
初代に比べると買取価格も高くなっています。
参考価格...10,000円
PCエンジン コアグラフィックス
初代モデルの見た目を残しつつ、映像信号をRFからコンポジットに変更したモデルです。
形状は変わっていないものの、本体にはコアグラフィックスのロゴが入っているので見分けやすいですね。
初代に比べると映像が綺麗になりましたが、さらに綺麗な後継モデルが作られたため、存在感は薄めです。
参考価格...6,000円
PCエンジン スーパーグラフィックス
グラフィックチップを2枚に増やし、画像表示能力を2倍にした上位機種です。
このモデルの発売によって、コアグラフィックスの価値は下がってしまいました。
本体自体のデザインも大きく異なっているため、判別は簡単です。
「画像表示能力が2倍」だからか、買取価格も倍くらいが期待できます。
参考価格...12,000円
PCエンジンGT
PCエンジンのソフトがそのまま遊べる携帯ゲーム機です。
据え置き型ハードと互換性のある携帯ゲーム機は世界初で、NECの攻めの姿勢が伺えます。
当時先行していたゲームボーイに対抗する形で発売されましたが、高機能な分価格も高く、厳しい戦いを強いられることに。
出回った数が少なく、コレクター人気が高いため、買取価格もあがっています。
参考価格...15,000円
PCエンジン コアグラフィックス2
不遇なコアグラフィックス直系の後継モデルも発売されました。
全体的に若干の改良を加え、デザインもグレーとオレンジを基調としたものに変更されています。
機能はほぼ変わっていませんが、次に「Duo」が発売されるまでの期間が長かったため、最も現役時代の長いモデルです。
その影響で市場に出回った数も多く、買取価格はあまり上がりませんでした。
参考価格...6,000円
PCエンジン Duo
PCエンジンの周辺機器「SUPER CD-ROM2」を一体化したモデルです。
CD蓋部のロック機構や独自のバッテリー端子など、見た目からも判別しやすくなりました。
買取価格は高めなものの、Duoシリーズの後継機に比べると若干安くなっています。
参考価格...12,000円
PCエンジンLT(ラップトップ)
従来のPCエンジンに、モニターやTVチューナーなどを一体化させた、高機能モデルです。
ノートPCのような見た目ですがバッテリーはないため、持ち運んでの使用はできません。
高機能さはもちろん、コレクターアイテムとしても人気を集めており、かなりの高値で取引されています。
参考価格...60,000円
PCエンジン Duo-R
Duoの後継となるモデルです。
ネッドフォン端子やバッテリー端子などを省いた廉価版で、本体のカラーリングも白を基調としたものになりました。
Duoに比べると希少性が高いため、若干高値で取引されています。
参考価格...15,000円
PCエンジン Duo-RX
Duo-Rのマイナーチェンジモデルです。
本体色やボタンなどの色が若干変更され、付属のコントローラーのボタンが6個になっています。
こちらはDuoシリーズの中で最も出回った数が少ないため、中古価格は高めの設定です。
参考価格...20,000円
PCエンジンの買取価格
スーパーリアル麻雀P2P3カスタムスペシャルバージョン
ナグザットから発売されたスーパーリアル麻雀PII・IIIカスタムの非売品バージョンです。
スーパーリアル麻雀PII・IIIカスタムの通常版をクリアした人だけが応募できる抽選の景品で、その本数は15本とかなり少なめ。
当然希少価値が高く、中古市場ではかなりの高額で取引されることもあります。
ちなみにどこがスペシャルかと言うと、勝利時に見られるボーナス画像の「肌色部分」が増えているという感じです。
秋山仁の数学ミステリー
1994年に日本放送出版協会から発売された、アドベンチャーゲームです。
このソフトは、PCエンジンの中で非売品を除くと最も希少性が高いソフトとして知られています。
ゲームソフトとしてではなく教育本の付属品として販売されたため、ゲームショップに並ぶことはありませんでした。
そういった背景もあり、このタイトルが広く知られるようになったのは最近のことです。
誕生~激闘編~
1993年にNECアベニューから発売された育成シミュレーションゲームです。
プレイヤーはアイドルの卵3人を育てるマネージャーとなって、様々な困難を乗り越え、エンディングへと向かいます。
元々「誕生~Debut~」というゲームが存在しており、その難易度を上げたのが本作です。
ゲーム雑誌「電撃PCエンジン」の読者プレゼントで配布された非売品のため、かなりの高価格が期待できます。
スーパーリアル麻雀P4カスタムスペシャルバージョン
ナグザットから発売されたスーパーリアル麻雀P4カスタムの非売品バージョンです。
スーパーリアル麻雀P4カスタムの通常版をクリア後に応募できる抽選の景品のため、希少価値はかなり高め。
こちらも前述のP2P3と同様、スペシャルバージョンではボーナス画像の露出度が高くなっています。
ダライアス・アルファ
1990年にNECアベニュー から発売された、横スクロールシューティングです。
元となったアーケードゲームは世界初の3画面STGで、その特異な仕様から家庭用への移植は無理だと言われていました。
しかし、そんな難しい移植を成し遂げ、完成度の高いゲームとなっています。
銀河婦警伝説サファイア
1995年にハドソンから発売された縦スクロールシューティングです。
タイトルやパッケージデザインはギャルゲーですが、ゲーム自体は硬派なSTGになっています。
元々は同社のサンダーシリーズ第三弾として開発されましたが、PCエンジンで美少女が流行していたため、急遽取り入れることに。
その結果、別シリーズ「銀河●●伝説」の続編として発売されました。
1941 COUNTER ATTACK
1991年にハドソンから発売された、縦スクロールシューティングです。
当時としては高クオリティなグラフィックとなっており、爽快な演出が楽しめます。
シューティングファンの間でも話題になるレベルの高難易度で、最近のゲームに慣れた人は驚くはず。
出回った数が非常に少なく、プレミア価格で取引されています。
マジカルチェイス
1991年にパルソフトから発売された横スクロールシューティングです。
当時PCエンジンは名作STGが多数揃っている中、パルソフトという無名のメーカーから発売された本作は全く注目されていませんでした。
しかし、ゲームとしての完成度が非常に高く、STGファンの間で口コミが広がり、人気を集めます。
パルソフトは今作発売直後に倒産してしまったため、在庫が少なく、いきなりのプレミアソフトとなりました。
コリューン
1991年にナグザットから発売された横スクロールシューティングです。
硬派なシューティングが多いPCエンジンの中で、カジュアルに遊べるレアなタイトルとなっています。
難易度が低めでデザインもとっつきやすい雰囲気のため、ライトユーザーから人気を集めました。
PCエンジン屈指のプレミアソフトのため、持っている人はかなりラッキーです。
レニーブラスター
1995年にNECアベニューから発売された横スクロールアクションです。
効果音や派手なBGMが一切なく、とにかく地味なクソゲー。
どんな大技を繰り出しても「ベィッ」という爽快感のない効果音しか流れません。
コレクターからの人気が高いため、中古販売価格が数万円になることもあります。