セガサターン(SEGA SATURN)とは、セガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)から発売された家庭用ゲーム機である。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/セガサターン
レトログ(ヤマトク)
口コミや買取価格は安いですが、どんなゲームでも10円で買取&10本以上を送ると500円上乗せで買取してもらえるのがかなり魅力的。
どうしても査定額が安くなってしまう、箱・説明書がないレトロゲームを買取してもらう際に利用するのがおすすめです。
1990年代に一世を風靡したゲーム機、セガサターン。
PlayStationやニンテンドー64などとともに、「次世代ゲーム機」と呼ばれました。
当時は最新だったゲーム機も、今では押入れの奥底で眠っているという人もかなり多いのではないでしょうか。
また、セガサターンは本体だけでもかなりの種類があるため、「自分のはどれだっけ?」という人もいますよね。
セガサターンはモデルによっては、高値で売れるものもあるんですよね。
そこで今回は、セガサターン本体の種類と買取についてまとめてみました。
セガサターンのモデル
セガサターンは、他のゲーム機と比較しても、モデル数が多いゲーム機です。
セガが開発した基本のセガサターンだけでなく、日本ビクター製のものや日立製作所製のものもあります。
PS4はSony、Switchは任天堂と、普通は一社で開発しますから、セガサターンがいかに珍しい存在かわかりますね。
セガサターンを買い取ってもらう際、モデルによって査定額が大きく異なる場合があります。
しかし、ぱっと見では見分けがつきにくいモデルもありますので、細かい特徴を調べてみました。
※セガサターンの型番には様々な分類方法がありますが、この記事では本体の後ろ側に記載されたものを使用しています。
初代セガサターン HST-3200
HST-3200は、セガサターンとして最初に売り出されたモデルです。
発売は1994年11月22日で、当時の価格は44,800円、本体の色はグレーとなっています。
本体を正面から見たときに、左側に丸い通気孔があるのが特徴です。
また、電源ランプやアクセスランプはLEDが横に2つ並んでいるため、横長に見えます。
数が多いことや、後継モデルの方が構造が良いこともあり、買取の際の査定額は低めです。
参考買取価格...800円
中期セガサターン HST-3210
初代セガサターンの構造をより最適なものに改善したのが、このHST-3210です。
発売は1995年前半、価格はHST-3200と同額でしたが、後に34,800円に値下げされました。
本体の色はグレーのままなので、ぱっと見での判別は難しいですね。
HST-3200との違いは、側面や底面の通気孔が無く、さらにLEDが1個ずつになっているという点です。
こちらも初代と同様に数が多いため、買取時の査定額は安くなりがち。
参考買取価格...800円
後期セガサターン HST-3220
構造自体の改善はこれが最終形態となったモデル、HST-3220。
外観も白(メーカーの呼称はミストグレー)になったことで、「白サターン」とも呼ばれました。
当時TVCMで藤岡弘が「せがた三四郎」として登場し、かなり話題にもなりましたね。
パーツなどのコストダウンで価格を20,000円まで下げましたが、その影響で一部プレイできないゲームもあります。
こちらも上記モデルと同様で、かなり広く出回ったため買取額は安めです。
参考買取価格...800円
スケルトンセガサターン
スケルトンセガサターンは、白サターンの外装を透明にしたものです。
当初は抽選企画のみの予定でしたが、後から数量限定で販売されました。
他のモデルに比べて最も希少価値が高く、買取の際の査定額も高いですね。
このモデルを持っていて、さらに箱までとってある人はかなりラッキーですよ。
参考買取価格...10,000円
その他ゲームとのコラボモデル
その他にも、ゲームとコラボした特殊外装モデルが存在しています。
スケルトンセガサターン程ではありませんが、通常モデルに比べると高値がつき易いですね。
参考買取価格...1,000円
Vサターン RG-JX1
日本ビクターが開発した、セガサターン互換機の初期モデルです。
本体の見た目や起動画面がセガサターンとは異なっているため、見分けがつきます。
発売は1994年11月22日なので、セガサターンの初期モデルと同時発売でした。
何度かマイナーチェンジをし、価格も下げられています。
こちらはセガサターンよりも数が少なかったため、売る際の査定額も高くなりやすいです。
参考買取価格...5,000円
Vサターン RG-JX2
Vサターンの後期モデルで、廉価版という立ち位置でした。
仕様は白サターンと同じのため、同様に一部遊べないソフトが存在しています。
廉価版ということもあり、買取額はRG-JX1に比べると低めですが、それでも通常のセガサターンよりは高いです。
参考買取価格...4,000円
Hiサターン(ハイサターン)MMP-1シリーズ
ハイサターンは、日立製作所が開発したセガサターンの互換機です。
セガサターンのゲームがプレイできるだけでなく、ビデオCDやフォトCDの再生機能をもっています。
当時からすると高機能だったため、価格も64,800円とかなり高めです。
通常のセガサターンやVサターンに比べると買取額が高く、特に初期型はかなり期待できます。
参考買取価格...7,000円
ゲーム&カーナビ ハイサターン MMP-1000NV
こちらも日立製作所製のハイサターンシリーズです。
当時のゲーム機では異色のカーナビ機能を搭載していました。
小型化もされているため当然価格が高く、定価は15万円。
出回った数が非常に少ないため、今回ご紹介したモデルの中で最も高く買い取ってもらえます。
持っているという人は、ぜひ付属品も家の中から探し出してください。
参考買取価格...70,000円
セガサターンのソフトの買取価格
電波少年的ゲーム 2
当時絶大な人気を誇ったテレビ番組、「進め!電波少年」の企画で作られたゲームです。
この電波少年的ゲームシリーズは、パッケージデザインの違う3つのバージョンが存在しています。
1つは番組内の企画でふかわりょうが売り歩いたもの、もう1つはコンビニでのみ売られたものです。
(この2つはどちらも「電波少年的ゲーム」というタイトル)
そして残る1つがこの「電波少年的ゲーム2」なのですが、このバージョンがどのように出回ったかは不明。
番組内でも2に触れることはなく、ネット上にも全くと言っていいほど情報がありません。
そういった背景もあり、10万円近いプレミア価格が付いています。
もちろんプレイ動画も存在していません。
スコーチャー
1997年にアクレイムジャパンから発売されたとされるレースゲームです。
当時のゲーム雑誌などの情報では、1997年8月22日に発売されたことになっているのですが、ゲームショップにはならんでいません。
ちょうどその時期にこのアクイレムジャパンが閉鎖されていることもあり、本当に発売されたのかは謎。
ただし、これは日本での話で、プレイ動画も存在していますし、海外では販売されていたようです。
日本版が存在しているかはわからず、日本で手に入る海外版も数が少ないため、高額で取引されています。
ブラストウインド
1997年にテクノソフトから発売された、縦スクロールシューティングです。
テクノソフト出身の作曲家、九十九百太郎がBGMを担当したことで知られており、特にラスボス戦闘中の「JUSTICE RAY」は有名ですね。
ゲーム自体に大きな特徴はなく、難易度も低めで遊びやすいゲームになっています。
以前は中古が普通に買えたのですが、徐々に取引価格が上がり、最近では定価以上の額でやりとりされています。
心霊呪殺師 太郎丸
1997年にタイムワーナーインタラクティブから発売されたアクションゲームです。
セガサターンソフトの中でも特に入手困難で、買取価格も高騰しています。
カーソルを移動させてロックオンする独特な攻撃方法や、個性豊かなボスキャラが魅力的ですね。
難易度が高く、ファンの間では連射パッド必須とも言われています。
ファイナルファイト リベンジ
2000年にカプコンから発売された3D格闘ゲームです。
元々はアーケードゲームとして稼働しており、1年後にセガサターンに移植。
2000年と言えばすでにPlayStationが発売されており、グラフィックは当時としてもかなり劣っていました。
しかし、ストリートファイターとの繋がりや本数が少なかったこともあり、現在では高値で取引されています。
ハイパーデュエル
1993年にテクノソフト発売された、横スクロールシューティングです。
ロボットのデザインやゲーム性が高く評価されており、かなりの人気を誇りました。
倒したボスが途中で味方になるも、その後改造された状態でラスボスとして登場するという演出も有名です。
元はアーケードゲームで移植版はこのセガサターンのソフトのみのため、プレミア価格が付いています。
スーパーテンポ
1998年にメディアクエストから発売されたアクションゲームです。
基本は横スクロールアクションですが、途中で横スクロールシューティングになったり、3D風になったりとかなり尖った作品。
アニメーションがかなり細かく、まさにヌルヌル動くという印象ですね。
オークションサイトでは数万円で取引されるなど、プレミア価格が付いています。
ストリートファイターZERO3
1999年にカプコンから発売された格闘ゲームです。
大人気シリーズのストリートファイターですが、ZEROシリーズはキャラクターがアニメ絵なのが特徴的。
元々ストリートファイターⅢの開発が遅れたため、つなぎとして作られたシリーズなのですが、人気が出ました。
現在ではプレミア価格がつき、数万円で取引されています。
トライラッシュ デッピー
1996年に日本クリエイトから発売された横スクロールアクションです。
自動車などの乗り物がモチーフになったキャラが特徴で、アクション性にもその特徴が活きています。
操作性があまり良くないという声があるものの、出回った本数が多くないため、かなり価値が高いです。
ミズバク大冒険
1998年にビングから発売された横スクロールアクションです。
元々はアーケードゲームで、セガサターン以外にもPCエンジンなどに移植されました。
デザインは子供向け風ですが、難易度が高く、ゲームとしての評判も非常に良いです。
ただ、当時はマイナーなゲームとして埋もれてしまったため、市場に出回った本数が少なくなっています。